本日のマーケット概況
和平は幻だった。たった5日で。
パキスタン仲介の2週間停戦が成立してから、まだ5日。その和平交渉が週末の最終協議で決裂した。トランプは声明を出した。「月曜から、イラン港湾に出入りする全船舶を封鎖する」——ホルムズ海峡は、今度こそ本当に閉じる。
マーケットは月曜日の朝、窓を開けて反応した。
- WTI原油 $105.04(前日 $98.43 → +6.61%ギャップアップ)
- ブレント原油 $104.74(+8.58%、先物取引停止寸前の動き)
- ゴールド $4,679.89(-1.46% 逆行、ドル高で一時押される)
- USD/JPY 159.743(+0.29% ドル高再燃)
- 日経10年債利回り 29年ぶり高(原油高→インフレ再燃の懸念)
- 韓国KOSPI -2.08%(アジア株一斉に売り)
これは「戦争プレミアムの再計上」じゃない。恐怖の二段目だ。1回目の停戦→暴落で油を抜いた投機筋が、今度は空っぽの倉で買い直している。上がる勢いは先週の下げより重い。
主要レート
🛢️ WTI原油
🔥 +6.61%
$105.04
ギャップアップ $98→$105
🛢️ ブレント
🔥 +8.58%
$104.74
欧州精製業に直撃
🥇 ゴールド
▼ -1.46%
$4,679.89
ドル高で逆行、下値は堅い
🇺🇸🇯🇵 USD/JPY
▲ +0.29%
159.743
160円の壁に再接近
🇪🇺🇺🇸 EUR/USD
▼ -0.10%
1.16843
原油高→欧州直撃
🇺🇸🇿🇦 USD/ZAR
▲ +1.36%
16.5597
新興国通貨リスクオフ
何が起きたか——時系列
TIMELINE — 4月8日〜13日
04/08 火 — パキスタン仲介で2週間停戦成立。原油$118→$98 暴落
04/09-10 — ホルムズ15隻制限は継続。裏では神経戦
04/11 金 — 原油$96割れ目前。「停戦は信用できない」ゴールドは底堅い
04/12 土 — 最終協議決裂。トランプ「切り札なし」発言
04/13 月 — 米、イラン港封鎖を宣言。原油ギャップアップ、株安、債券安
今読むべきニュース(世界から)
- BBC: Oil jumps above $100 as US to blockade Iranian ports after peace talks fail
- Investing.com: Oil prices jump above $100/barrel after Trump orders Hormuz blockade
- ForexLive: Japan 10-year yield hits 29-year high as oil surge lifts inflation fears
- Yonhap: Seoul stocks open 2.08 pct lower on failed U.S.-Iran peace talks
- Al Jazeera: Iran war live: US military says it will block Iranian traffic in Hormuz
- Investing.com: Analysis — Protracted Iran war narrows BOJ’s rate hike options
- MarketWatch: Trump says he’s closing the Strait of Hormuz
トレーダーが今週やること
1. 原油ロングは追いかけない。 ギャップは埋めに行く習性がある。一度$100付近まで押し目を入れる可能性大。押したら拾う、でOK。
2. ドル円は160円の壁を再テスト。 資源輸入国・日本の実需は円売り。ただし介入警戒も強まる。ブレイク待ちか、跳ね返し狙いか、どちらかに絞る。
3. ゴールドは逆張り候補。 今日の下落はドル高連動の機械的な売り。地政学リスクが長期化するなら、下げた分はすべて買い戻される。$4,600台は拾い場。
4. 新興国通貨は触らない。 ZAR、TRY、MXNは原油インフレとドル高のダブルパンチ。個別材料が動くまでは見送る。
5. 日本国債と日経のスプレッド要注視。 金利上昇+株安が同時進行するなら、BOJの打つ手は狭まる。ここが次の震源になりうる。
一行で言うと
「和平の夢は5日で壊れた。今度の原油高は、恐怖じゃなく現実で動いている。」